ドル113円後半でもみ合い

ドル/円は113.70円付近で、引き続きもみ合い。欧州時間の序盤には一時113.73円まで上昇する場面があり「欧州勢があらためてドル買いの流れを織り込む動きが出たようだ」(国内金融機関)との指摘が出ていた。一部ではイエレンFRB議長の講演への期待感も聞かれる。この間に、ユーロ/ドルは1.1197ドル付近から1.1169ドルまで下押しした。

もっとも、ドル/円は114円の手前で上値の重さも意識されており「114円の回復には新規の材料が必要」(別の国内金融機関)との声も聞かれた。

イエレン議長は慎重に言葉を選ぶとみており「相場にインパクトを与えないような発言に終始するのではないか」と指摘している。もっとも、それだけにタカ派かハト派のいずれかに傾いた発言があれば「かなり意味のある発言になり得る」という。

前日に発表された2月の米個人消費支出(PCE)は微増にとどまり、PCE物価指数も全体的な物価上昇圧力の弱さを示したことで、米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退した。PCEは1月分も下方修正され、2月PCE物価指数はマイナスに転じた。今後の経済指標次第では6月の追加利上げの芽は残るものの「今回のデータは利上げを急ぐ理由にはならない」(国内金融機関)と受け止められている。